d0d5a50f.JPG昨日はバスに乗り木曽福島税務署へ確定申告に出掛けました。
天候が怪しい所為か、割と空いていて、20分程待って申告を終えました。

 久し振りに降った雪は往きは淡雪がフワリと降っていましたが、帰りには吹雪になり、木曽福島スキー場辺りではバスの窓を横殴りにし・・・・、新地蔵トンネルを抜け開田に入ると雪は少し穏やかになりました。

 税務署から駅近くのサティで買い物を済ませ、八沢迄、冷たい風と少しの雪の中を歩き、五平餅と看板のある『むらちや』さんの表に備えられた長椅子に腰掛て、開田行きのバスを待ちました。

 車が何台か行き違い・・前の八百屋さんでは配達の荷物の積み込み等する様子を眺めたりしながら・・・・、
 身体を縮めていたせいでしょうか、お抹茶色のエプロンをした女性が通りの向こうから声を掛けてくださいました。
『バスはもう直ぐ来ますか?』
『寒いですネェ・・・』
こちらを気づかって、もしバスがなかなか来ないようなら・・・・何か言葉が出て来そうな、・・・・旅人に見えたのか、旅する人に対する心遣いが感じられて、その方の一挙手一投足を見るとは無しに見つめていました。

 お向かいの八百屋さんの棚を並べているの?
前を通り過ぎ右手二三軒先の小さなスーパーに入られネギの把と何かを抱えて、斜め前のお店の中へと消えて行かれました。
 あの飲食店の方なんだ・・・・。

やがてバスが来て、私は荷物を抱えて乗り込みました。

 木曽福島でこんな温かな気持ちになった事に少しの驚きと、先日受講したおもてなしの講座の先生のお話を思い出していました。

 観光客の方からの苦情には、福島のある店に入ったが
『本当に大名商売で、訊ねた商品に対してあっさりと、『ありません!!!』の一言で片ずけられて・・・・。』
 そして三年前からこの講座を始めました、と・・・・

 あの方だけでこの街がふわっと温かく感じてしまう。。。。。