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木曽町景観形成まちづくり連絡協議会の視察研修に参加させて頂きました。

 東海道五十三次は江戸から数えて47番目の宿場町、三重県亀山市にある関宿。
 昭和59年国の重要伝統的建造物保存地区に指定され、東西追分の間、1.8km25haは町並み600軒の内古い町屋等200軒が保存されています。

 最も古い建物は18世紀中頃のものから明治の建物まで、平入の二階建が一般的ですが、目を引くのは二階前面を土壁で覆った塗りこめの物、大名行列をそつと眺めた縦格子の虫蘢窓(むしこまど)。

 馬つなぎの環金具・出格子に簡易出店にも使用されたばったり等、京都や奈良井宿等と同じに間口で税金が決められた時代のいろんな工夫が見られました。
 ずらりと並んだ町屋や脇本陣・・・関で泊まるなら鶴屋玉屋、まだも泊まるなら会津屋か・・・・等の小気味良い観光案内の説明をしていただきました。

 立派な大屋根は少し丸みを帯びた起り屋根(むくりやね)間口五間に奥行きは十間の大きな宿屋。長い町並みは見切れない位でした。

 途中には、薬剤を扱かわれて居られる家や叩きにフイゴを備えた鍛冶屋さん等興味深い家もありましたが、ここは町並み保存が主で、観光地では無いですとの説明に収入には繋がらない保存の大変さを語って居られました。