2005年09月
Sさんとお茶飲み話に『この間「ゆうがたゲット」という番組で乗鞍で山葡萄の天然酵母のパン焼いてるの見た?開田では無いのかなあ!』と言われ『見たよ!あの山ブドウの天然酵母発見したの、私なんだけど・・・・・』と言いますと。『ええぇええ』と。。。。。平成8年長野オリンピックの前年、長野の食を考えようと言う事で、料理コンテストがありました。私はその前年「そば料理コンテスト」で優秀賞を頂いたつながりで、応募資料が送られてきました今回は山ブドウで天然酵母づくりに挑戦、御岳山の恵みをイメージして、南部小麦・天然塩・開田の蜂蜜・生みたて開田産卵・家の畑で採れた無農薬モロヘイヤ・手づくりピール・木の実一杯詰め込んだパンを焼き名前は『モロヘイヤと山ぶどうのマンデルシュトーレン残雪』というなが〜い名前。応募914名第5次審査で36名が選ばれ長野のホテルに一泊旅行気分で参加しました。36人その中にはテレビで見覚えのある料理教室の美しい先生も居られ、商品化するための箱なども用意され、はたまた審査の前から長野駅前にて、販売している作品もありました。料理・軽食・土産部門審査委員長は元帝国ホテルの総料理長村上信夫さん、浜美枝さんに会いたかったのに当日は欠席、中華料理の先生・京都の懐石料理長、そば料理コンテストの時の料理学校の先生も居られ親切なアドバイスを頂きました。テレビカメラ、取材の方もガラス越しにぎっしりと。冊子の為の撮影も終わり私達も試食、どの作品も美味しい事、私のパンは今一と思いました。料理学校からスーツに着替え場所をホテルに移動、審査発表で土産部門最優秀賞で長い名前を間違えながら読まれた時の笑いこらえながら湧き上がる感動は今も忘れる事が出来ません。丁度更年期障害の真っ只中本当に自身無くしていた時でした。このパンが焼き上がり直ぐよりも2〜3日後から2週間後の方がピールや木の実がパン生地と上手く熟成され、美味しくなることに気づきました。又常温で秋から冬にかけてはビニール袋に入れて半年持つ事も発見。翌年梅雨の時期にカビてしまいました。まあ3ヶ月位は美味しいです。この天然酵母のつくり方新聞・テレビ雑誌に載り、東京のパンやさんも飛んで来られ、酵母菌少し差し上げました。特許取ったら・・・との話もありましたが、私も以前書かれた本を見て勉強させてもらって今があるので、多くの方が山葡萄の天然酵母使ってくださる事、今の時代に美味しい保存食があるのはいいと思います。災害に備え又暇になったら焼いてみようと思います。
今朝は気温11度、室内ではストーブを灯けて20度です。『髪の毛切って!眼鏡のツルに髪の毛が引っかかって痛いから!』と主人。玄関先の小さな椅子に座ってもらい散髪をしました。。スッキリとマスマス男前になりました。
何年か前カマキリが家の中を旋回していました。障子を開け放しても一向に表に出て行きません。何日かして、手を出すと腕や肩に留まります。外出先から帰るとカマきりを探すようになり、主人が『カマ子』と名前を付けました。もう住人になったようです。お客様にも紹介手乗りカマキリの『カマ子です』。ランプの横が定位置となり、玉子焼きやハム、を手で食べさせ、はては馬刺し迄食べるようになり、朝食は先ず牛乳とパン等を・・・このカマキリのカマ子も、雪が降り始める頃、私達が見守る中永眠して行きました。遺体はハーブ畑の入り口電柱横に埋めてやりました。この『カマ子』の事を開田おやじのTさんは随筆木曽春秋第4号・・開田村幻想・・・の題で投稿して下さいました。又機会がありましたら読んで見て下さい。
昨日『道の駅日義』にて観光案内してきました。朝早くから村人は次々に新鮮な、きのこや野菜の搬入にいい笑顔で来られていました。長さ10cm大のわさびが300円、わさび漬け・味噌漬けも手作りされていて、安い!ついつい買っちゃいました。観光客は台風の影響か午後はパラパラとそれでもレジの方は一人では間に合わない位で「店長」呼びに行って来て!と私は店内を店長さん探しに走り廻りました。観光案内はやはり『権兵衛峠の開通はまだ〜』との質問が多く皆さん待ちかねて居られる事痛感しました。今は蕎麦の花コスモスも終わり、紅葉には少し早い為、渓流・滝巡りを開田高原の木曽馬の里・高森・尾の島の滝・やまゆり荘から三岳倉越パノラマ・油木美林から上松へのルートを沢山の方に紹介してきました。午後78歳の女性の方が正面階段の中程から転落『ゴツン!』とスゴイ音がしたヨ!とのお客様からの通報で救急車を呼び、木曽病院に搬送されました。左半身の打撲と鼻血が出ていましたが意識ははっきりとしておられ、どうか早く回復されましように。あずき亭のポストカード『沢山置いとくと盗られるよ!』と言われましたがテーブルの端を占拠、開田の山野草見て楽しんで下さい。
本日は『道の駅日義』にて観光案内を致しますので『あずき亭』はお休みさせて頂きます。三連休の中日とは気が付かず(開田に住んでだんだん曜日の感覚なくなっています)もしお出かけ下さった方には申し訳ありません。
岳くん、泉ちゃんに逢うと私も小学生位に戻りたくなります。開田の自然の中でのびのびと遊び大切に育っている。と思う『ふるさとの樹』のご家族です。またHPが楽しいのです。『ふるさとの樹』http://homepage3.nifty.com/furusatonoki/
連日の疲れの性か昨日は七時半頃食事の直ぐ後寝入ってしまいました。今朝四時に目が覚め、寒〜いコト・・・外気温が12度室内は19度早速ストーブを点けました。ストーブの明かりとやかんから立つ湯気のほわぁん〜とした情景は本当にいいですネ。
H15年あずき亭をオープンして直ぐご近所のHおばぁちゃん『こんなの使わない』と持って来て下さった、開田の麻織物。残り糸で織られた七メートル程の反物。貴重な物をどんな風に使わせてもらうかと思案の後暖簾に仕立て玄関に掛けさせてもらいました。
昔々開田は夏にも霜が降りるほどの気候の為、お米は作れず収入元というと馬と麻織り物で年貢や生計を立てていました。麻は夏は涼しいものですが、綿絹の無い時代は麻の着物を重ね着して寒さをしのいだそうです。布団綿なども無く、わらの上で寝ると暖かかったよ。と話を聞きます。その後蚕を飼い絹織物も織られる様になりました。又綿も入ってきて温かいお布団で眠りました。今の開田は水洗トイレも完備、家の造りも都会と変わらない程快適です。ただ我が家はまだボットントイレですし、夏も冬も涼しい事・・・体験したい方は。
奈良から恩田の別荘地へ開田の冬の生活もされている工房NORAさんにお願いして家の形の灯りを作っていただき「あずき亭」にて展示販売しています。以前に保険休養地管理センターでドールハウス・コッパーハウスの展示会をされた折、抽選でコッパーハウスが当たりそれからのファンでもあり、素適なドールハウスは小さな小物迄精巧に手づくりされ、その作品は何度も賞を受けられる程。又以前はオマケ付きグリコのオマケになる小さな小物のデザインをされていました。NORAさんからのコメント・・自然や物を大切にする『もったいない』の精神で作品を作っています。名付けて「エコ クラフト」と呼んでいます。自然素材や使い終わった箱や厚紙、大工仕事の木っ端など、もう一度美しくよみがえって欲しい。そんな思いがもの作りの基本になっています。
工房NORA HARUKO NAKATA TEL 0264−44−2448です。
先日久しぶりにJR西日本木曽福島から南木曽へ電車に乗りました。主人は売店で中日新聞を買い紙面に目を通していると、『これ!』ややぁ大目さんが載っています。地元を全国に向けPRしようと、先月HPを立ち挙げたとの事。これは大きなことです。大目さんは開田村を広く知らしめようと奮闘している方。開田村役場総務課勤務の傍ら今年春から信州大学大学院に入学将来、村の木曽市の又長野のよりよい展望期待しています。
仔細はをこちらをご覧下さい。
http://www.econ.shinshu-u.ac.jp/~k13/index.htm
『田中さんそば料理コンテストがあるので、何か料理考えて・・・・』と言われたのをきっかけに、長野料理コンテスト(冬季オリンピック)又牛乳料理コンテストに出させてもらい、活躍できる場を作って下さるきっかけになった方でもあります。あずき亭を開いてからはだんだん料理の方は手抜きになり、毎日あり合わせ料理で同居人に申し訳なく思っています。